柿の種やハッピーターンで有名な亀田製菓。
そのCEOであるインド出身のジュネジャ・レカ・ラジュ氏が話題になっています。
日本の米菓メーカーを率いる外国人経営者は非常に珍しく、
「なぜインド人が亀田製菓のトップに？」と疑問に思う方も多いのでは。
本記事では、その理由と背景をわかりやすくまとめました！
代表取締役会長 CEO ジュネジャ・レカ・ラジュ
現在の亀田製菓の代表取締役会長(CEO)は、ジュネジャ・レカ・ラジュ氏です。
ジュネジャ・レカ・ラジュさんが社長と記載されている記事もありますが、
正しくは、会社のトップ代表取締役会長(CEO)です。
- 代表取締役会長(CEO)：ジュネジャ・レカ・ラジュ【インド出身】
- 代表取締役社長(COO)：髙木 政紀【日本人】
ジュネジャ・レカ・ラジュ氏はインド出身ですが、
2008年に日本に帰化をしているため、日本国籍を取得しています。
亀田製菓へは、若手幹部との交流を経て入社を決意したと言われています。
そして、2022年6月に代表取締役会長に就任しました。
現在、会長職と役員を兼務し亀田製菓を次の成長段階へ導いています。
亀田製菓の社長はなぜインド人？
ジュネジャ氏が入社してから、亀田製菓は海外市場に目を向けています。
ジュネジャ氏の豊富な国際経験と広い視野が、グローバル展開に大きく貢献しているようです。
また、日本企業で外国人がCEOになるのは非常に珍しいとされていますが、
海外では、マイクロソフトやグーグルなどでインド出身者がCEOを務めているのも事実ですね。
この背景には、
インドの教育水準や英語力、グローバルな視点が評価されている
と言うのが大きい理由とではないでしょうか！
インド人会長が選ばれた理由
インド人会長ジュネジャ氏が選ばれた理由は、この３つが考えられます。
経歴が評価された
ジュネジャ氏の豊富な経歴や実績から、
経歴が評価された
と考えられます。
| 経歴 | 内容・実績 |
|---|---|
| 学歴・日本留学 | 学歴：パンジャブ大学理学部で生物反応工学を専攻、微生物学の修士課程修了 日本留学：1984年にフェローシップ制度を利用し、大阪大学へ留学 選んだ理由：世界トップクラスの発酵・微生物学教授が在籍、安全で治安が良い国 学び：大阪大学工学部の研究員として発酵技術を学び、1989年に名古屋大学大学院生命農学研究科で博士課程修了 |
| 太陽化学 | 開発実績：卵からインフルエンザ治療薬に使用されるシアル酸の抽出、お茶成分（カテキンやテアニン）の新価値提示 役職：2003年、代表取締役副社長に就任 グローバル展開：複数の海外グループ会社で最高責任者を兼任 |
| ロート製薬 | 役職：2014年、取締役副社長に就任 役割：CHOとして社員の健康を重視した健康経営を推進 成果：120か国以上で展開するグループビジネスの海外拡大に貢献 |
日本での学びによって、食品における専門的な知識を深めた方なんですね。
様々な企業のトップを務めている凄腕の持ち主ということがわかりました。
グローバルな視点を持っている
亀田製菓は、よりグローバルな「コメの革新企業」の成長に力を入れています。
ホームページの海外事業内容からもわかるように、
とし、日本を代表するお菓子として、米菓を世界に向けて展開中。
亀田製菓は、今、米菓を通して世界中の人々に健康や幸せをお届けするライスイノベーションカンパニーを目指して着実に前進しています。
亀田製菓「海外事業」
今後はKAMEDAブランドのビジネス拡大に一層注力し、世界中のお客様に亀田製菓の米菓を広げるべく挑戦を続けます。
ジュネジャ氏の、他社での海外拡大の実績や、インドと日本の
異なる文化を理解し、多様性ある視点を持っている
というところは、亀田製菓には重要だったのではないでしょうか。
すでに、アジアや北米市場での成功は、
ジュネジャ氏の功績の一つとして高く評価されています！
日本の労働力不を解消できる
日本の人口減少と高齢化は深刻です。
企業の労働力確保の問題は大きくなっていますよね。
ジュネジャ氏は、「移民を受け入れる以外に選択肢はない」と断言し、
日本の労働力不を解消する
ために、海外からの人材受け入れの重要性を訴えています。
ですが、この発言については、世の中で多くの批判の声が上がっています。
【亀田製菓／会長】
— 考察系Ｘ白犬 (@shiroinuproject) December 15, 2024
インド出身のレク・ジュネジャ氏
『日本は、さらに多くの移民を
受け入れる以外に
「選択肢はない」』
移民受け入れを
決定事項のように
「日本人に選択権はない」って
言うようなインド人の
CEOの会社の商品なんて
金輪際買わない
柿の種食わなくても
○なねーし… pic.twitter.com/9Bbln4EZ8p
移民の受け入れと聞くと、
安い賃金の労働者を引っ張って来る言い訳に感じてしまう人が多いようです。
日本人が納得できる形で、労働力不を解消してほしいですね。
私の感想
亀田製菓のインド人会長という事実は驚きでしたが、
豊富な経歴や実績を知ると選ばれたことに納得がいきました。
ジュネジャ氏の発言については、これからさらに炎上しそうですね。
まとめ
亀田製菓のジュネジャ氏が会長を務める理由には、
インド出身者の優れた経営能力や、グローバル化の必要性がありました。
亀田製菓の今後の展開にも注目していきたいと思います。
