2025年2月18日、驚くべきニュースが飛び込んできました。
ホテル雅叙園東京が2025年10月から2026年3月までの半年間を全館休業し、
大規模な改修工事を行うと発表されたのです。
さらに、この期間に結婚式を予定していた挙式が突然キャンセルとなり、大きな話題となっています。
本記事では、ホテル雅叙園東京の新オーナーについての解説と、
これまでの所有者の変遷についても詳しくまとめます。
ホテル雅叙園東京が突然結婚式キャンセルと話題に!
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2025年2月18日、ホテル雅叙園東京が2025年10月から2026年3月まで全館休業することを発表しました。
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ホームページに掲載された「休館のお知らせ」は以下の通りです。
休館のお知らせ
日頃よりホテル雅叙園東京をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当社は、2025年9月30日を以て建物所有者との定期建物賃貸借契約が満了となるため、2025年10月1日より一時休館とさせていただきます。
尚、今後の営業再開につきましては予定が決まり次第、ご案内させていただきます。
つきましては、10月1日以降の婚礼・宴会・宿泊・レストラン・東京都指定有形文化財「百段階段」の予約はお受けいたしかねるとともに、すでにご予約をいただいているお客様につきましては、各担当者より個別にご連絡の上、誠意をもって対応させていただく所存でございます。
お客様には多大なるご迷惑とご不便をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。
何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2025年2月18日
ホテル雅叙園東京
総支配人
この期間に予定されていた結婚式は、すべてキャンセルとなり、多くのカップルに影響を与えています。
この発表を受け、SNSでは多くの声が寄せられています。
雅叙園、ひどいな…
— やぴポテト🍟 (@wanko_UowoU) February 18, 2025
雅叙園もいいね〜✨なんて夫と話してたこともあったし、自分たちの結婚式も思い入れのある日で予約入れたからもし自分がそうだったら…と思うといたたまれない😢
雅叙園騒動
— 月海碧 (@LfQmUcHYDcVImG8) February 19, 2025
10月以降だと紅葉目当て予約とか多いだろうに。
たった10万って。結婚式だと宿泊先も必要な場合あるからとんでもなく迷惑な話なんだが。
今すぐ宿泊先+挙式予約って難しいでしょ。新規予約停止で予約済みの方々の挙式終了してから改装すべきでしょ。
ホテル雅叙園東京の10月以降で予約してある結婚式場の日程を、いきなり変更するか、キャンセルするかの通知。二者択一の一方的な連絡、通知し混乱している問題。従業員も寝耳に水。注意しなければならないのは、所有権が外資系にわたると自分ファーストの経営になる危険性はある。#ホテル雅叙園東京
— 閑人 (@yasuando) February 19, 2025
- 「急に結婚式をキャンセルされた。どうすればいいの?」
- 「10月、11月は結婚式シーズンなのに、こんな急に言われても…」
- 「補償はあるみたいだけど、他の式場を探すのが大変すぎる!」
特に、秋の結婚式繁忙期である10月・11月に予定していたカップルにとっては、大きな影響となっています。
ちなみに結婚式キャンセルへの対応として、
- キャンセル補償:日程変更に応じた場合、迷惑料として10万円が支払われる。
- 日程変更できない場合:申込金20万円と迷惑料10万円の合計30万円が支払われる。
ということですが、迷惑料10万円もらっても、実際の損害を補うには厳しそうですね。
雅叙園側が代わりとして見合う式場を探し、サポートするぐらいの対応はあるべきでは?と思います。
雅叙園の新オーナーは誰?今までも変更はあった?
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今回の突然の全館休業の背景には、新オーナーの意向があると考えられます。
では、ホテル雅叙園東京の新オーナーは誰なのでしょうか?
新オーナーは「ブルックフィールド・アセット・マネジメント」
2025年1月、ホテル雅叙園東京の新オーナーとして
「ブルックフィールド・アセット・マネジメント」が名乗りを上げました。
この企業は、カナダを本拠地とする世界的な投資運用会社であり、不動産やインフラ、
再生可能エネルギーなど幅広い分野に投資しています。
過去のオーナー変更
ホテル雅叙園東京の所有者が変わったのは、今回が初めてではありません。
- 2014年8月 森トラストが施設全体を買収
- 2015年1月 ラサール・インベストメント・マネージメントが取得
- 2025年1月 ブルックフィールド・アセット・マネジメントが取得
このように、ここ10年の間に3回もオーナーが変更されています。
日本の古き良き建物が、海外の投資会社に買われていたことにも驚きですね。
ホテル所有会社「ブルックフィールド・アセット・マネジメント」とは
ブルックフィールド・アセット・マネジメントとはどんな企業なのかまとめました。
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- 本社:カナダ
- 事業展開:30カ国以上
- 運用資産:1兆ドル超え
- 投資分野:不動産・インフラ・再生可能エネルギー など
所有する有名な施設
ブルックフィールド・アセット・マネジメントは、世界各国で多くの施設を所有しています。
- マンハッタン・ウエスト(アメリカ・ニューヨーク)
- カナリー・ワーフ(イギリス・ロンドン)
- ポツダム広場(ドイツ・ベルリン)
このように、世界中で大規模な不動産投資を行っている企業です。
まとめ
ホテル雅叙園東京が2025年10月から2026年3月までの半年間、全館休業することが発表され、
多くの結婚式がキャンセルされる事態となりました。
その背景には、新オーナーである「ブルックフィールド・アセット・マネジメント」の意向があると考えられます。
過去10年間でオーナーが3回変わっており、今回の改修工事も新オーナーの経営戦略の一環と言えるでしょう。
ただ、突然の発表による影響は大きく、今後の対応が注目されます。