政府が来年の花粉の飛散を見据えとりまとめた「初期集中対応パッケージ」
花粉症に悩まされる人たちは、これによりどのぐらい症状の緩和につながるの?と、
期待が高まるのでは?ということで、この国の花粉症対策の内容をわかりやすくまとめました!
花粉症つらいよねぇ〜・・・
国がどんな対策をしてくれるのかキニナル!
花粉症対策「初期集中対応パッケージ」とは?
政府は11日、未だ多くの国民を悩ませ続けている花粉症問題の解決に向け、関係閣僚会議で、今年度中に集中的に実施すべき対応をとりまとめました。その花粉症対策の名称が「初期集中対応パッケージ」です。
花粉症被害軽減のための三本柱
岸田総理は会議で、「国民の安心安全の確保に向け、取りまとめたパッケージを経済対策に盛り込み、必要な予算を確保して着実に実行に移してもらいたい」と述べています。
その三本柱は以下の通りです。
- 「発生源対策」
- 「飛散対策」
- 「発症・曝露対策」
といっても、このワードだけではその内容がイマイチわかりません・・・
それぞれの具体的な内容を簡潔にまとめてみました!
うんうん、簡単に内容を知りた〜い
1.「発生源対策」の内容
花粉症を解決するためには、花粉の発生源であるスギ人工林を減らすことが必要!
このため、スギ人工林の面積を10年後(2033年度)に約2割減少させることを目指す!
というもの。
- スギの人工林の伐採
- 植え替えを重点的に実施する区域を今年度中に都市部周辺から設定する
- スギ材の需要拡大のために工場や保管施設などの設備支援を行う
- 花粉の少ない(飛びにくい)苗木の生産を拡大する
などが挙げられています。
花粉の少ないスギがあったとは・・・
もっと早くそれ植えといてよー
2.「飛散対策」
飛散対策としては、スーパーコンピューターや人工知能(AI)を使い、より精度が高く、より分かりやすい花粉飛散予測の気象情報を国民に提供!
スギ花粉の飛散防止剤の開発を促進し、5年後に実用化の目指して速やかに実行する!
というもの。
3.「発症・曝露対策」
発症・曝露対策としては、花粉症のアレルギー反応を弱める舌下免疫療法の治療薬を2025年から倍増し、50万人分を確保する!
治療薬の増産や、医師の診察を受けなくても処方箋を一定期間繰り返し使える「リフィル処方箋」の活用を促進する!
というもの。
「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」をご存知ですか?
舌の下(したのした)で治療薬を保持するアレルゲン免疫療法の1つです。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。
主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
引用元:舌の下で行う治療って?
まとめ
花粉症対策「初期集中対応パッケージ」では、花粉の発生源となるスギの人工林を10年後に約2割減少させ、30年後の2053年には花粉の発生量の半減を目指しています。
現代では、大人だけではなく、子供の花粉症の発症も急増し、そのつらい症状に悩む子ども達も少なくありません。
近い将来、飛散する花粉が減少すれば、これから花粉症を発症する可能性のある人を減らし、現在、症状のある人はその症状が軽減されます。ストレスや不安から解放され、より快適に過ごすことができる日常が早く来ることに期待しましょう!
花粉症の症状が軽減されたら
もっと人生楽しめるぅぅ!!