ベースフードが販売するパンを委託製造する「リョーユーパン唐津工場」で製造した商品ロットに「カビ発生が多発する事案」が判明。消費者に対して交換・返金対応を発表。カビが確認されたBASE BREADってどんな商品?カビの原因・製造場所から回収方法まで調べてみました。
パンからカビ!?発表内容と製造場所
“完全栄養食”として、広告などでよく見かける『BASE BREAD(ベースブレッド)』
商品名と会社名が似ていて紛らわしいが、ベースブレッドはベースフード株式会社(BASE FOOD Inc.)が展開する商品の一つです。
10月23日にベースフードが販売するパンを委託製造する「リョーユーパン唐津工場」で製造した商品ロットに「カビ発生が多発する事案」が判明したとして、該当製品を保有する消費者に対して交換・返金対応を発表しました。
カビが確認された商品は「BASE BREAD シナモン」
問題が確認されたのは「BASE BREAD シナモン」という商品。
調理の手間なしで、さっと食べられるパンシリーズで、食事パンと菓子パンがあり、「BASE BREAD シナモン」は菓子パンに分類されます。
自主回収の対象商品
10月24日には、「リョーユーパン唐津工場」でつくられた別商品も含めた商品の自主回収を発表しました。
自主回収の対象は、合計で約76万袋にのぼるそうです。
自主回収の対象となるのは、「リョーユーパン唐津工場」で製造された以下の賞味期限の商品
- BASE BREAD シナモン:賞味期限 23.10.23~23.12.12:48万2357袋
- BASE BREAD カレー:賞味期限 23.10.23~23.12.12:26万1584袋
- BASE BREAD リッチ:賞味期限 23.10.23~23.10.28:2万640袋
※回収対象になるのは、上記のフレーバー、賞味期限の商品のうち、製造所固有記号が「RA」と記載のもの。
BASE BREADってどんなパン?
BASE BREADは26種のビタミンやミネラル、たんぱく質、食物繊維などの身体に必要な栄養素を手軽に摂ることができる“完全栄養食”のパン。
賞味期限は、注文日から約1ヶ月前後で、常温で保存できる「ロングライフパン」と呼ばれています。
合成保存料をつかわず、水分や酸素のコントロールをおこなうことで、常温での長期保存を実現している人気のパン。
利用者の声:
・1食(2袋)で約1/3日以上の栄養が摂取できる
・糖質30%オフなのに食べ応えも味も満足度高め
・サラダチキン以上のタンパク質が摂取できる
・常温でも長期保存ができて備蓄にも向いている
BASE BREADはどこで販売されている?
販売場所は以下の通りです。
- ベースフードの公式オンラインショップ・その他ECサイト(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング等)
- 販売店舗(コンビニやドラッグストアなど):商品の種類によって取扱商品が異なるが、コンビニ・ドラッグストア・スーパー・スポーツジム・東海キヨスク
回収方法・問い合わせ先
該当する商品をECサイトで購入した消費者に対しては、個別に連絡をし、回収方法や返金の案内を進めていくと発表されています。なお、該当商品はコンビニなどの小売店では展開していないようです。
お問い合わせ先:
ベースフード株式会社 ヘルプセンターhttps://basefood.zendesk.com/hc/ja/requests/new
受付時間:平日10:00-18:00
カビ発生の要因
カビ発生の要因についてベースフード株式会社は “弊社では包装破損によるカビ生育と推察しており、本製品を扱う製造工場において弊社品質管理担当者による調査を実施し、製造・検査体制を強化いたします。” とコメントしています。
『包装フィルムには脱酸素剤を封入し、通常はカビは生育できない。包装破損が発生しカビが発育する』ということらしいが、包装機の定期的な調整や包装フィルムに対する適正温度の厳守、使用している脱酸素剤を、変色で見える酸素マーカー付きのものにするなどの対策で、このような要因は防ぐことができたとの声も上がっています。
健康への影響については “現時点において本件における健康被害の報告は受けておりませんが、上記の対象商品について賞味期限内であっても決して召し上がらないようお願い申し上げます。” と注意を呼びかけています。
まとめ
食品業界において、信頼と品質は最も重要な要素です。この一件が企業の信頼性に影響を与える可能性はありますが、「おいしいからこれからも注文する」という根強いファンもいる『BASE BREAD(ベースブレッド)』。
これからの衛生管理の向上と品質の確保に期待し、安全で満足度の高い商品を提供し続けて欲しいですね。